城井 秀憲

薬に助けられたから人を薬で助けたい

私が製薬に興味を持ち始めたのは、まだ幼少期でした。その頃から喘息とアトピー性皮膚炎を患い、幾度となく薬に助けられてきました。製薬業界で働くことを目的に、大学では生命科学を、大学院では有機化学を学びました。就職先を選ぶ際、看護師である母親から「ワクチンづくりは公衆衛生の向上という観点から多くの人を救う、とても重要な仕事」だと聞かされました。この言葉が決め手となり、日本で数少ないワクチンメーカーであるこの会社に入りました。

多くの人の役に立っているという実感

現在は、乾燥弱毒生麻しん・風しん・おたふくかぜワクチンの原液製造を担当しています。他の製薬に比べてワクチン製造は規模が小さいのですが、それでも自分の仕事が多くの人々の役に立っていると感じられた時には、意義のある仕事だと実感します。母から「うちの病院であなたの会社のワクチンを使っているよ」と聞かされたときは本当に感動しました。また、仲間の力を合わせ、多くの工程を経て作製したワクチンが世に出された時にも達成感とやりがいを感じます。

試されるのはやりぬくための忍耐力

入社してみて初めて気づかされたのは、データの重要性です。最初は「そんな細かなところまで?」と思いましたが、人々の命に関わるワクチンを作る以上、些細なデータも記録しながら製造しなければなりません。書類の改訂作業なども最初はわからないことだらけで、国の定めた法律や基準などを全部調べなければならず、大変な思いをしました。大学院の研究で培った薬品や化合物名の知識だけでなく、研究結果を追求するための忍耐力も、今の仕事に活かされているようです。

人とのつながりが自分を強くする

慣れない作業を乗り切ることができたのは、わからないことを人に聞く姿勢が身についたからだと思います。以前は自発的に他者と関わるのは苦手で、ひとりで行き詰まってしまうこともありました。そんな時、先輩社員が面倒を見てフォローしてくれ、他者と関わることへの抵抗は徐々になくなっていきました。今では部署内の人員調整や他部署との連携など積極的に行い、多くの方と協力しながら業務を行っています。最近では後輩へ教える場面も増えてきたので、自分がつまずいたことは自分の経験をもとにしてわかりやすく伝えるように心がけています。

趣味にも本気で打ち込みたい

休日は、趣味であるボディビル競技やサイクリングで自分を追い込みながら汗を流しています。かなり本気で打ち込んでおり、ボディビルは大会に出て入賞するほどです。休日だけでなく平日の仕事帰りにジムに寄ることも多いので、急な残業などが少ない会社であることはとても有難く思います。

就職活動中の皆さんへ

会社では人との関わりが多く、常々コミュニケーションが必要です。ひとりでできることはとても小さいです。協力し合い、助け合う気持ちを大切にしてください。
会社選びでは、まず自分が何のために仕事をするのか本質に立ち返って考えてほしいと思います。仕事でもプライベートでも時間は有限です。目標、目的をしっかり持って、有意義な時間を過ごしてください。