前多 彩

薬ならたくさんの人を一度に助けられる

叔父が獣医師だったこともあり、幼い頃から生命に携わる仕事を身近に感じていました。将来は医療に携わりたいと自然に思うようになり、大学では薬学を学びました。医師が向き合える患者の数は限られていますが、薬なら世界中のたくさんの人を一度に助けることもできると考えたからです。大学では薬物動態学の研究に打ち込みました。すると就職活動の際、同じ研究室の先輩がこの会社に勤めていたことからワクチン業界に興味を持ちました。乳幼児から高齢者まですべての人々の健康を支える重要な役割を担うワクチンに魅力を感じたことが、入社を決めた大きな理由です。

責任の重さはやりがいの大きさでもある

現在は、既存品の分析法改良と工場課題解決に向けた検証を行なっています。製造の現場から「ここがうまくいかない」「こういう問題がある」といった声があがると、分析の観点から分析法の改良案や分析データを提案します。自分で試行錯誤して出したデータがプロジェクトに反映され、その後の進捗に関わっていくことに責任の重さを感じながらも、大きなやりがいを覚えます。

若くしてワクチン開発に携われる環境

他の製薬企業ではプロジェクトの規模が大きく、関わる人も多いので、なかなか若いうちから主要なメンバーとしてワクチン開発に携わるのは難しいと思います。そういう意味では非常に恵まれた環境だと言えます。経験は浅くても、まわりには、ワクチン、原薬製造、分析、製剤など各分野の専門性が高い先輩社員がたくさんいて、疑問や不安なことがあれば相談したり、ともにチームとして課題に向き合い、解決することもできます。

見習いたいと思える人たちと

就職活動中から感じていたことですが、この会社の人たちは本当に親身になって話を聞いてくれます。採用面接の際、どの会社よりもしっかりと向き合ってもらえて、この会社なら入社後も過ごしやすいと思いました。その点は実際に期待通りで、私は質問がとても多いのですが、その都度ちゃんと立ち止まって話を聞いてもらえます。人に対してもそうですが、仕事に対しても真摯に向き合う真面目な方が多く、しっかりと見習うべき姿勢だと感じます。

対話と経験が仕事の幅を広げてくれる

多様な専門性を持つ人たちと意見を交わしながら、さまざまな品目、分析法を経験するうちに、ワクチンの分析に関する知識や経験がついてきたと感じます。その経験をもとに、プロジェクトでも分析の観点から自分の意見が伝えられるようになりました。今後は分析技術の幅を広げるとともに、原薬製造や製剤化の分野も学び経験を積み、ワクチンの技術課題を全体から見渡せるようになることが目標です。

就職活動中の皆さんへ

就職先が決まるまでは、不安な思いもあると思います。私もそうでした。目の前にあることを必死になって悔いのないようにやりきれば、必ず道は拓けて、ゴールが見えてくるはずです。私も本当に真剣な気持ちで研究に取り組んだから、先に進めたのだと思います。勉強でも趣味でも構いません。これだけはやりきったと言える何かを残してください。